インナーボイス(自分の中の声)

自分の頭の中の声に耳をかたむけたことはありますか?物事がうまく行かなかった時とか、仕事でミスをした時とか、人間関係につまずいた時なんかには、特にボリュームを上げて責め立ててくる「あの声」です。ゆっくりしたい時や楽しい時間を過ごしている時に、怠慢だとか言って罪悪感を植え付けてくる「あの声」です。つらい時に弱虫だとなじり、悲しい時に無理をして笑ってみせなくちゃいけないとかいう「あの声」です。

残念ながら、私たちが自分にかける声はなぜが否定的。他人からの叱責ではなくて、自分が自分を責めているケースが圧倒的に多いのです。自分が自分を許せない部分というのは、他人が同じ部分を持っていればやはり受け入れられず、他人に対しても否定的になります。だから自分の中の否定的な声は、人間関係にも影響してくるのです。

最近、嬉しいことがありました。私は毎朝なるべく日記を書きます。前日に失敗などをして、気になっていればそれを日記に書くのですが、その出来事に対する自分の中の声がとても優しくなっているのに気がついたのです。「あの状況では、腹が立つのも無理ないよね。よく言い返さずがまんしたよね」とか、つい言い返してしまった時には「勇気を出してよく自分の気持ちを伝えたよね」とか。そんな思いやりをもった声をかけてあげると、腹をたてた自分を許せて、その出来事がスーッと自分の中から消えていくのです。いずれどんな自分も許せるようになったらいいですね。

今までどんなに頭でいいきかせても否定的な声が消えなかった私ですから、この変化には理由があります。実は3年ほど前に16年ほど勤務した会社を辞め、ライフコーチになるために大学院に入りました。ソフィア大学で出逢ったメンター(先生)が今までの人生で一度も聞いた事がないような、本当に優しい励ましの言葉をペーパーを提出する度に書いてくれました。どんな私をも完全に受け入れ、思いやりのあふれた言葉以上の愛をたっぷり私の中にしみ込ませてくれたのだと思います。カウンセリングを教えて頂いた先生もそうでした。その方々から2年間に渡って頂いた言葉が、いつしか自分の中に吸収されて、自分の声に変わっていたのです。自分の中の優しい声は、その方達にかけてもらっていた言葉だと気が付いた時にはとても感謝しました。

ご自分には優しい声を常にかけてあげてくださいね。そうすることで自分も周りの人たちも優しく変わってきますよ。